0.目次
- 最初にやること
- プロダクトを登録するときにやること
- 登録済みのプロダクトを更新したときにやること
1. 最初にやること
- はじめてgithubに登録をしたとき.
- 新しいPCでgithubにアクセスするとき.
1.1 ディレクトリの準備
ターミナルを起動するとホームディレクトリにいるはずだが一応下記を実行.
$ cd ~
下記コマンドでフォルダの有無を確認する.
$ ls -a
【.ssh/
が存在しない場合のみ】下記コマンドでホームディレクトリに.ssh
を作成する.
$ mkdir -p ~/.ssh
【ここから共通】.ssh
ディレクトリに移動する.
cd .ssh
1.2 ssh-keyの発行
- githubにアクセスするにはssh-keyが必要となる.
- ssh-keyは公開鍵と秘密鍵のペアになっており,「公開鍵をgithubに登録」「秘密鍵をPCのローカルに保存」することで通信時に組み合わせがあっているかどうか判断する.
- ターミナル(windowsはgit bash)を開いて以下のコマンドを入力する.
$ ssh-keygen
実行結果
Generating public/private rsa key pair.
Enter file in which to save the key (/home/vagrant/.ssh/id_rsa):
上の後でgithub_rsa
を入力してEnter.
Enter passphrase (empty for no passphrase):
続き.とりあえず入力せずにEnter.
Enter same passphrase again:
続き.パスワード入力していないので再度そのままEnter.
Your identification has been saved in github_rsa.
Your public key has been saved in github_rsa.pub.
The key fingerprint is:
6f:09:00:22:44:55:66:77:95:89:41:7d:a7:58:1b:92 vagrant@localhost.localdomain
The key's randomart image is:
+--[ RSA 2048]----+
| .o. . |
| oEo+ . |
| . +=+= |
| o.+== |
| . . S . |
| - + . |
| . + |
| . |
| |
+-----------------+
これでssh-keyを発行できた.発行した内容を確認する.下記のようになっていればOK. .
$ ls -la | grep github
実行結果.
-rw------- 1 vagrant vagrant 1675 11月 20 12:18 2014 github_rsa
-rw-r--r-- 1 vagrant vagrant 411 11月 20 12:18 2014 github_rsa.pub
引き続き,以下のコマンドでssh-keyを動作するようにする.
$ eval $(ssh-agent)
実行結果(番号は各自で異なる)
Agent pid 9899
作成したキーペアをssh-agentに登録する.
$ ssh-add ~/.ssh/github_rsa
実行結果
Identity added: /home/vagrant/.ssh/github_rsa
以上でssh-keyの準備は完了だが,設定ファイルに変更を加える必要がある.
1.3 設定ファイルの書き込み
- 下記のコマンドで設定ファイルに書き込む.
- 2行目の「vi ~….」ではターミナル内でエディタを起動する.画面が変わりますがパニックにならないよう注意!
- このエディタにはインサートモードとコマンドモードの2つがあり,最初はコマンドモードで表示されるが,追記を行うにはインサートモードに変更する必要がある.
- インサートモードにするには「i」キーを押す.画面のどこかに—INSERT—や—挿入—などの文字列が表示される.その状態で「Host github」からの5行を追記する.
- 追記が終わったら「esc(コマンドモードに戻る)」→「:wq(保存して終了のコマンド)」→「enter(実行)」で元の画面に戻る.
- ミスったと感じたら「esc」→「:q!」→「enter」でエディタを終了できるので,もう一度「vi ~…..」を入力してやり直しましょう.
- 操作は「vi コマンド」でググれ!
ターミナルで以下を1行ずつ実行.1行目がファイルの作成で,2行目でエディタでファイルを開いている.
$ touch ~/.ssh/config
$ vi ~/.ssh/config
.ssh/config
ファイルを開くと空なので以下を追記する.
Host github.com
HostName github.com
Identityfile ~/.ssh/github_rsa
Port 22
User git
続いて,設定ファイルの権限を変更する.ターミナルで以下を実行.
$ chmod 700 ~/.ssh/config
エラーが出なければOK.
1.4 githubへのssh-key登録
githubのサイトにアクセスし,「設定」→「SSH keys」へ進む.「Add SSH key」をクリックして入力画面へ進む.
ターミナルで下記のコマンドを入力し,ssh-keyを表示させる.
$ cat ~/.ssh/github_rsa.pub
実行結果
ssh-rsa ...
...
...
...
...
... localhost@0-mac
上のように文字列が表示されたら,「ssh-rsa」から全てコピーし,githubサイトの入力欄に貼り付ける.タイトルはPC名など適当につけてOK. 入力したら「Add key」をクリックして終了.
1.5 初期設定
githubのユーザ名とメールアドレスを登録する.ターミナルで下記コマンドを入力し,エンターを押す. (それぞれ自身のアカウントのものを入力する)
$ git config --global user.name "自分のユーザ名"
$ git config --global user.email "自分のメールアドレス"
続いて以下を入力して内容を確認する.
$ git config -l
実行結果
user.name=ユーザ名
user.email=メールアドレス
上で入力した内容に間違いなければOK.エラーが出る場合は1.7参照.
1.6 githubとの接続テスト(ターミナル)
ターミナルで書きを実行.途中でなにか訊かれたら「yes」で進める.
$ ssh -i ~/.ssh/github_rsa git@github.com
実行結果
Hi ユーザ名! You've successfully authenticated, but GitHub does not provide shell access.
Connection to github.com closed.
上記のように表示されればOK.
1.7 「xcrun: error」が発生する場合(macのみ)
この場合,gitコマンドを実行する「Command Line Tools(macOS High Sierra version 10.13) for XCode
」がインストールされていないことが原因.
ウインドウが出てきたら指示に従ってインストールし,完了後に再度コマンドを実行すればOK.
ウインドウが出てこない場合は以下のコマンドを実行すればインストールできる.
$ xcode-select --install
2. プロダクトを登録するときにやること
- githubにアップしていない新しいプロダクトを作成したとき.
2.1 リポジトリを作成する
- ブラウザでgithubにアクセスし,新しいリポジトリを作成する.
- 名前はプロダクト名にしておくとわかりやすくて良い.(janken, mamopadなど)
- 作成するとurlが表示されるのでそのままにしておく.SSHのタブを選択しておく(後でurlを使用するため)
2.2 【超重要】ディレクトリを変更する
まず,ターミナルの作業ディレクトリをプロダクトのディレクトリに移動する必要がある.
移動しない場合,macの中身全てをgithubにプッシュする羽目になるので必ず行うこと!!
ターミナルで下記コマンドを入力する.(enterは押さないこと) 【重要】cdのあとにスペースを入れること
$ cd
入力したらプロダクトのフォルダをターミナルのウインドウ内にドラッグ&ドロップする.
すると,「cd 」の後にパスが表示されるので,間違いなければ「enter」を押す.
2.3 初期化
下記コマンドを入力する.
$ git init
2.4 リポジトリの登録
コードをアップするリポジトリ(宛先)を登録する.先程ブラウザで作成したリポジトリのurl(git@github.com/***
)を使用する.
ターミナルで以下を実行する.
$ git remote add origin リポジトリのurl
登録されているかどうかは以下のコマンドで確認できる.
$ git remote -v
確認結果
origin git@github.com:******/******.git (fetch)
origin git@github.com:******/******.git (push)
間違っている場合は以下で登録し直す.
$ git remote set-url origin 正しいurl
2.5 ファイルをadd
githubにアップするファイルをaddする.アップするには「add」「commit」「push」の3手順が必要.
ターミナルで以下を実行する.addの後にはスペースが入る点に注意!
$ git add .
2.6 ファイルをcommit
commitはファイルのバージョンを作成するイメージ.コミットを重ねても,以前のコミットへ状態を戻すことでファイルの内容をもとに戻すことが可能. 以下のコマンドを入力する.
-mのあとの「""」内に適宜コメントを追加する.(変更内容など)
$ git commit -m"ここにコメントを書く"
2.7 ファイルをpush
pushは実際にファイルをアップロードするイメージ.この段階ではじめてgithubにコードが追加される. 下記コマンドを入力する.
$ git push origin master
実行結果
Counting objects: 4, done.
Delta compression using up to 4 threads.
Compressing objects: 100% (4/4), done.
Writing objects: 100% (4/4), 385 bytes | 385.00 KiB/s, done.
Total 4 (delta 3), reused 0 (delta 0)
remote: Resolving deltas: 100% (3/3), completed with 3 local objects.
To github.com:******/******.git
9ae72be..eb700ec master -> master
ブラウザでgithubのページを確認し,ファイルがアップされていれば成功!
3. 登録済みのプロダクトを変更したときにやること
- すでにリポジトリに登録してあるファイルに追記,編集などしたとき
3.1 【超重要】ディレクトリを変更する
- これを忘れると別のリポジトリに登録することになりものすごく面倒なので注意すること!!
- ターミナルで下記コマンドを入力する.cdのあとには必ずスペース入れる.(enterは押さないこと)
$ cd
入力したらプロダクトのフォルダをドラッグ&ドロップする. すると,「cd」の後にパスが表示されるので,間違いなければ「enter」を押す.
以降は上記「2.5」「2.6」「2.7」と同様.
3.2 ファイルをadd
$ git add .
3.3 ファイルをcommit
$ git commit -m"ここにコメントを書く"
3.4 ファイルをpush
$ git push origin master
実行結果
Counting objects: 4, done.
Delta compression using up to 4 threads.
Compressing objects: 100% (4/4), done.
Writing objects: 100% (4/4), 385 bytes | 385.00 KiB/s, done.
Total 4 (delta 3), reused 0 (delta 0)
remote: Resolving deltas: 100% (3/3), completed with 3 local objects.
To github.com:******/******.git
9ae72be..eb700ec master -> master
ブラウザでgithubのリポジトリを確認して登録されていればOK!
以上だ( `・ω・)b